3キャリア対応のケータイシミュレータ、「P1エミュレータ」の無料評価版が申し込めるようになっています

2008/10/8 水曜日 Posted in ソフト紹介 | No Comments »

以前にも何度かご紹介したことのある、3キャリア500以上の端末に対応したケータイシミュレータ「P1エミュレータ」ですが、いつの間にかホームページ上から無料評価版がダウンロードできるようになっています。 → NetFarm P1 Emulator [netfarm.ne.jp] → NetFarm P1エミュレータ評価版 お申込み [netfarm.ne.jp]   P1エミュレータはベータ版の頃は自由にダウンロードできたのですが、その後の正式版リリースに伴い試用は行えなくなっていました。 今回改めて無料評価版が申し込めるようになったとのことで、「ブログで記事を書くための評価」という目的で申し込みを行いまして、改めてテストをしてみました。 以前テストをしたのは3月のベータ版のころでしたが、それからどれくらい進化しているのでしょうか。   評価版の申し込みは上記のページから行うことができ、10日間の試用ライセンスがメールで届きます。 テスト方法は以前行った時と同様に、ややいい加減なHTMLを作り、実機と見比べてみるという方式を取りました。 → test.html   まずドコモのP905iです。 実機 エミュ かなり再現度があがってますね。 テーブル内の文字の縦位置が微妙に違うのですが、それ以外はほぼ完璧といっていいでしょう。 テスト用のHTMLではformタグのactionを省略しているのですが、それもきちんと解釈しフォーム項目が出ています。   続いてauのW31Kです。 実機 エミュ formタグの見え方が違うのが少し残念です。 au端末だけは、なぜかformタグで改行されないんですよね。 ただ以前うまく表示されていなかったテーブルタグやpタグの問題は完全に解消されています。   ソフトバンクの705SHも見てみましょう。 実機 エミュ こちらもテーブルの縦位置以外はほぼ完全な再現度です。 inputタグのvalue属性をわざと入れていないのでボタンの表示文字が異なっていますが、通常そんなケースはほぼありませんし、やや意地悪なテストだったかもしれません。   結論としては、パッと試した限りでもかなりの進化が感じられます。 表示させたのがかなり意地悪なHTMLの上に、500以上ある端末の中から無作為に選んでテストしたにしては十分な再現度といってよいでしょう。 リリースノートにも苦労の跡が見えますね。 今後の更なるバージョンアップに期待したいと思います。   余談ですが、P1エミュレータのヘルプファイルには、エミュレータとしてどのような実装になっているかが書かれています。 項目によっては、かなりマニアックな情報も載っており、ライブラリやツール類を作っているケータイプログラマの方にはかなりオススメです。 個人的には、istyle, modeなどの「初期入力モード」や、「文字エンコーディング」の部分の解釈の説明が役に立ちました。   評価版の提供条件は今のところ、「国内に事業拠点(本社、支店、営業所)を有する法人」となっていますので、個人での利用はできないようですが、法人であれば簡単に申し込めるようになっていますので、ケータイ関係のお仕事をしている方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。   関連: 3キャリア対応のケータイエミュレータ、P1エミュレータ正式版が発売されました。さて気になるお値段は? P1エミュレータを使ってiモードID機能を開発してみました 3キャリア対応の新ケータイエミュレータ「P1 Emulator」と実機を比較してみました Read more..

Firefoxでモバイル端末をシミュレートするアドオン「FireMobileSimulator」

2008/9/4 木曜日 Posted in 記事紹介・リンク | 3 Comments »

thorikawaさんからのタレコミです。 (情報提供ありがとうございます) FireMobileSimulatorは、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアに対応し、HTTPリクエストや絵文字表示などをシミュレートしてくれるFirefoxのアドオンです。 → 遙かへのスピードランナー Firefoxでモバイル端末をシミュレートする独自アドオン「FireMobileSimulator」を公開します [d.hatena.ne.jp] → Firefox Add-ons FireMobileSimulator [addons.mozilla.org]   Firefoxでケータイ開発を行うには、「User Agent Switcher」や「Modify Headers」などを使う方法がありますが、設定や使い方が複雑だったりします。 この「FireMobileSimulator」を使えば、より手軽にPCからモバイルサイトのテストを行うことができるようです。   主な機能は次の通りです。(説明サイトより引用) [全キャリア]UID送信 [DoCoMo]UTN送信 [DoCoMo]iモードID送信 [全キャリア]絵文字表示 DoCoMoのUnicode16進数値参照(例:$#xE70C;) DoCoMoのSJISバイナリ SoftBankのWebコード(ESC $ + SJISコード + SI の記載方法) Auの<img localsrc="iconno">方式 [SoftBank]端末製造番号送信 [全キャリア]User-Agent偽装 [全キャリア]各種HTTPリクエストヘッダのシミュレート 端末情報の追加・編集・削除機能 Content-type:text/vnd.wap.wmlとapplication/xhtml+xmlをtext/htmlに強制変換(FirefoxのXML整形式チェックによる表示エラーを回避するため) 利用時の画面イメージ。ソフトバンクをエミュレートしています。 設定ダイアログ   ケータイ用に特化されているだけあって、さすが機能が豊富です。 特にXMLの表示エラーチェックを回避できる機能は便利だと思います。 ケータイ開発者には必須のアドオンとなりそうな感じです。   関連: Ext_JS+PHPを使ったケータイシミュレータ「mobile-simulator」 端末IDを設定でき、ケータイサイトの開発に便利なFirefoxアドオン「Modify Headers」 PCからケータイのユーザエージェントを詐称するには(Firefox編) Read more..

Ext_JS+PHPを使ったケータイシミュレータ「mobile-simulator」

2008/7/4 金曜日 Posted in 記事紹介・リンク | No Comments »

ウノウラボさんのブログ内に、「Ext_JS + PHP」を使ったサーバサイドで動くケータイシミュレータ「mobile-simulator-1.0」が公開されています。 → ウノウラボ Ext JSをUIに使って携帯サイトのシミュレータを作ってみた [unoh.net]   この種のエミュレータでは、「ssb - server side browser」 [coderepos.org] が有名ですが、ruby環境に慣れてない人はセットアップが大変だったりするので、今回のようにPHPで出来ていた方が、いろんなサーバで動かすことができますし、個人的には嬉しかったりします。 ブログの説明を見るとセットアップ作業が大変なように感じますが、実際にやってみたところ意外とあっさりと動きました。   詳しくは、mobile-simulator自体にわかりやすいReadMeファイルが付いていますので、そちらを見るのが良いと思うのですが、下記のように表にまとめてみました。 ソフト名 ダウンロード先 設置ディレクトリ mobile-simulator-1.0本体 紹介記事内の中段 Web公開領域に設置 Ext JS 2.1 SDK こちら [本体のディレクトリ]/ext/ext-all.js spyc 0.3 こちら [本体のディレクトリ]/lib/ spyc/spyc.php MobilePictogramConverter こちら [本体のディレクトリ]/lib/ MobilePictogramConverter/ MobilePictogramConverter.php [本体のディレクトリ]/img QRcode Perl CGI & PHP scripts ver. 0.50 こちら ※要ソース書き換え [本体のディレクトリ]/lib/ qr_img/data [本体のディレクトリ]/qr_img.php PEAR HTTP_Client # pear install --alldeps HTTP_Client もしくはこちら コマンドからインストール * PEAR Text_Highlighter # pear ... Read more..

3キャリア対応のケータイエミュレータ、「P1 Emulator」に30日ライセンスが登場

2008/6/13 金曜日 Posted in ニュース | No Comments »

3キャリアに対応し、500種類以上の機種に対応したケータイエミュレータ、P1エミュレータの新ライセンス形態として、30日ライセンスが追加されたようです。 → NetFarm P1 Emulator 「30日ライセンス」発売のお知らせ [p1.netfarm.ne.jp] → NetFarm P1 Emulator ライセンス価格情報 [p1.netfarm.ne.jp]   価格は「12,600円(消費税込み)」とのことです。 以前の年間ライセンスでは、「84,000円」と本格業務以外での導入は難しかったのですが、この価格であれば、小さなプロジェクトや個人でも買えない値段ではなくなりました。 「エミュレータはテストフェーズにだけあればよい」といった案件であれば、通常30日あれば十分です。 選択の幅が広がったのは嬉しいですね。   ※NetFarmさん、以前のメールもそうだったのですが、お知らせメールの差出人の欄が文字化けしていますよ。(メーラーは「Shuriken 2007」なのですが、私の環境だけでしょうか?)   関連: 3キャリア対応のケータイエミュレータ、P1エミュレータ正式版が発売されました。さて気になるお値段は? P1エミュレータを使ってiモードID機能を開発してみました 3キャリア対応の新ケータイエミュレータ「P1 Emulator」と実機を比較してみました Read more..

3キャリア対応のケータイエミュレータ、P1エミュレータ正式版が発売されました。さて気になるお値段は?

2008/5/30 金曜日 Posted in ニュース | 1 Comment »

P1エミュレータは、3キャリア・500機種以上の携帯端末に対応した、ケータイエミュレータです。 今年の3月末にベータ版をリリースして以来、着々とバージョンアップを重ねてきたのですが、とうとう本日製品版がリリースされたようです。 → NetFarm P1エミュレータ 発売のお知らせ [netfarm.ne.jp] → NetFarm P1エミュレータ ライセンス [netfarm.ne.jp]   さて気になるお値段なのですが、キャンペーン価格で1ライセンス「67,200円」とのことです。 キャンペーン期間は6/30までで、それ以降の通常価格は84,000円。 有効期間は1年間で、2年目以降の継続ライセンスは42,000円とのことです。   う~ん、エミュレータの開発や保守にかかる手間を考えると、この価格はしょうがないとは思いますが、正直高いです。 個人レベルでは絶対に手が出せませんね。 なお、製品版の発売に伴い、無料で使えたベータ版の配布は終了したとのことです。   関連: P1エミュレータを使ってiモードID機能を開発してみました 3キャリア対応の新ケータイエミュレータ「P1 Emulator」と実機を比較してみました Read more..