絵文字や画像の自動変換を行ってくれるApacheモジュール「mod_chxj」を使ってみました(インストール編)
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2008/1/9 水曜日 matsui Posted in サーバ | 1 Comment »

mod_chxjは、ユーザエージェントから端末を判断し、絵文字や画像の3キャリア変換を自動処理するApacheモジュールです。

先日のこちらの発表で、なぜか今頃になって注目を浴びつつあるこのソフトをインストールしてみました。

mod_chxjは、2006年7月のバージョン0.8.0からリリースがありません。
今後、メンテナンスされるかどうかも不明で、端末データも古いです。
今回はとりあえず評価目的ということで、インストールから動作するところまでご紹介しようと思います。

こちらのサーバの環境としては、
「CentOS5 + Apache2.2(httpd-2.2.3-11.el5.centos)」
となっています。環境が違う方は適宜読み替えてください。

ドキュメントはこちらにありますので、これに沿って作業していく形になります。
→ mod_chxj ドキュメント [sourceforge.jp]

 

まずは動作に必要なソフトをインストールします。
ドキュメントによると次のものが必要なようです。

mod_chxjをインストールする前に、下記のものを用意する必要があります。
1. Apache2.0のヘッダーファイル群
2. Apache2.0用のapxs
3. apr(Apache Portable Runtime)ライブラリとそのヘッダファイル郡(apu含む)
4. automake、autoconf、libtool1.3.X
5. ImageMagick(MagickWand)
6. libiconvまたはlibiconv_hook

yumを使って順にインストールしました。

# yum install httpd-devel
# yum install automake autoconf
# yum install libtool
# yum install ImageMagick
# yum install ImageMagick-devel
# yum install pcre-devel

libiconvはyumになかったため、こちら [gnu.org]からダウンロードしてインストールしました。

$ ./configure
$ make
# make install

さてこれで準備が整ったので、次はmod_chxj本体のmakeなのですが、私の環境ではApache2.2系を使っているため、このままコンパイルしても通りません。
2.2系を使っている場合は、先にパッチを当てる必要があります。
2.0系の方はそのまま行けると思います。

パッチはこちらのサイトを参考に作成させていただきました。ありがとうございました。
→ Devel::Bayside mod_chxj を Apache 2.2 で動かす [hatena.ne.jp]

パッチのダウンロードはこちらからどうぞ
→ mod_chxj-0.8.0_apache2.2_patch.tar.gz [ke-tai.org]

$ tar xvfz mod_chxj-0.8.0.src.tar.gz
$ cd mod_chxj-0.8.0

※以下Apache2.2系の方のみ
$ patch src/mod_chxj.c < ../mod_chxj.c.2.2.patch
$ patch src/chxj_cookie.c < ../chxj_cookie.c.2.2.patch

mod_chxjのコンパイルとインストール

$ ./buildconf.sh
$ ./configure --with-apache-header=/usr/include/httpd/
--with-apr-config=/usr/bin/apr-1-config
--with-apu-config=/usr/bin/apu-1-config ※実際には1行で実行
$ make
# make install

CentOS5の場合は、なぜかaprとapuに「-1」がついていたため、上記のオプションをつけました。
環境によっては不要になると思います。
詳しくは「./configure –help」でご確認ください。

これで「/usr/lib/httpd/modules/mod_chxj.so」にモジュールがインストールされました。
続いて端末データと絵文字データの置き場所を作り、データコピーします。

# mkdir /etc/httpd/chxj
# cp etc/device_data.xml /etc/httpd/chxj/
# cp etc/emoji.xml /etc/httpd/chxj/

mod_chxjの設定ファイルを作成します。

# vi /etc/httpd/conf.d/chxj.conf

内容は次のようにしました。詳しくはmod_chxjのドキュメントページをご覧ください。

# Load module mod_chxj
LoadModule chxj_module /usr/lib/httpd/modules/mod_chxj.so

# Device data
ChxjLoadDeviceData  /etc/httpd/chxj/device_data.xml

# Emoji data
ChxjLoadEmojiData   /etc/httpd/chxj/emoji.xml

設定が正しいか確認します。

# apachectl configtest

ここで、
httpd: Syntax error on line 210 of /etc/httpd/conf/httpd.conf: Syntax error on line 2 of /etc/httpd/conf.d/chxj.conf: Cannot load /usr/lib/httpd/modules/mod_chxj.so into server: libiconv.so.2: cannot open shared object file: No such file or directory
のようなエラーが出る場合は、libiconvのライブラリが読み込めていない可能性があります。

ひとまずシンボリックリンクを張ってごまかしましょう。
(何かスマートな方法がありましたら教えてください)

# ln -s /usr/local/lib/libiconv.so.2 /usr/lib/

エラーが出なくなったらApacheを再起動します。

# apachectl configtest
Syntax OK
# /etc/init.d/httpd restart
httpd を停止中:                                    [  OK  ]
httpd を起動中:                                    [  OK  ]

これで動作準備OKです。

 

続いてmod_chxjの設定を書きます。
httpd.confに書いても良いのですが、私は.htaccessに書くことにしました。
mod_chxjを動作させたいディレクトリに、次の内容で.htaccessを置きます。

<IfModule mod_chxj.c>
  ChxjConvertRule     ".+$" "EngineOn" "NONE"
  ChxjImageEngine     On
</IfModule>

HTMLを設置しケータイから確認すると、確かにドコモからは見れないはずのPNG画像が表示されています。
またソフトバンクでは絵文字の変換も行われているようです。

20080109-212133.jpg

 

関連:




個人プロフィールからの引用を考慮した携帯サイトフォーム設計 (beBit ユーザビリティ実践メモ)
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2008/1/8 火曜日 matsui Posted in 記事紹介・リンク | No Comments »

beBitの運営するユーザビリティ実践メモに、「個人プロフィールからの引用を考慮した携帯サイトフォーム設計」という興味深い記事がありましたのでご紹介します。

→ ユーザビリティ実践メモ 個人プロフィールからの引用を考慮した携帯サイトフォーム設計 [bebit.co.jp]

 

メールアドレスの入力欄は、ケータイサイトでよく使う物の一つです。
空メールからの登録の仕掛けが用意できればいいのですが、サーバ環境や予算の関係で単純な入力フォームで対応することも多いです。

ケータイメールアドレスは長く、入力が面倒なものの一つなのですが、PCを使わない層の携帯電話ユーザは、次のように入力するユーザが多いとのことです。

以下引用です。

> PCをほぼ/全く利用しない「インターネット=携帯電話」ユーザには、
> フォームなどでメールアドレスを入力する際に、
> 個人プロフィールから引用する傾向があります。

個人プロフィールからの引用とは、携帯電話自身に登録されたメールアドレスを貼り付ける機能のことです。
よって、次のようにプルダウンを含めた入力欄の場合は、ユーザビリティ的には逆効果になることも多いようです。

20080108_form_sample.gif

このような入力欄は確かによく見かけますね。
ターゲットとする層にもよるとのことですが、フォーム設計時には注意が必要かもしれません。




ブックレビュー: 勝手サイト – 先駆者が明かすケータイビジネスの新機軸
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2008/1/7 月曜日 matsui Posted in ブックレビュー | No Comments »

新年最初の記事は、お正月に読んだ本のレビューからです。

「勝手サイト – 先駆者が明かすケータイビジネスの新機軸」 石野純也著

本書は、あの「モバゲータウンがすごい理由 ~オジサンにはわからない、ケータイ・コンテンツ成功の秘けつ~」の著者である、石野純也氏の本です。

携帯向けコンテンツの世界は、一昔前までは電話会社のメニューに登録してもらい、課金代行までしてもらう「公式サイト」が一般的でした。
しかし近頃は、Googleやヤフーをはじめとする検索エンジンの普及などにより、PCと同じように各々が自由にサイトを立ち上げる「勝手サイト」が台頭してきています。

現在人気のある勝手サイトが、どのようなサービスを行い、どのようにしてユーザを集めてきたか、またそのビジネスモデルについても解説されています。

目次
第1章 勝手サイトのチャンスが広がるケータイ・コンテンツ市場
第2章 勝手サイトを支える広告市場
第3章 ケータイカルチャーの流れを読み拡大するコミュニティ
第4章 「ケータイならでは」を活かした勝手サイト
第5章 「位置情報」を価値に換えたロケーションバリュー
第6章 黎明期のケータイ動画にビッグバンは起こるか?
第7章 勝手サイトが作り出すケータイ・コンテンツのスタンダード

本著はどちらかというと、ケータイでコンテンツを見ることがあまり無いようなオジサン向けの本かもしれません。
オジサンとまではいかないまでも、20台後半~のPC世代の方は、この本で紹介されているようなサービスを利用したことがない方も多いと思います。
そのような方達には、業界のトレンドがどうなっているのかを把握できるこの本は、十二分に役に立つでしょう。
逆に日常的にケータイを使って、サイトを巡回しているような方にとっても、「このサイトはこうやって儲けていたんだ」的な、新たな発見があると思います。

なお残念ながら本著は、前著である「モバゲータウンがすごい理由」と重なってしまっている内容も結構あるのですが、半年後に出ている分、より新しい情報を取り入れているようです。

ケータイ向けのプログラムを書く仕事はしているものの、もっぱらPCのみを利用し、実はあまり他のサイトを見ていない、という方は結構多いと思います。
そんな方は現状を把握するという意味で、ぜひ一読してみてはいかがでしょうか。

 

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新年のご挨拶&サーバ移転のお知らせ
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2008/1/2 水曜日 matsui Posted in お知らせ | No Comments »

あけましておめでとうございます。
本年もke-tai.orgをよろしくお願いいたします。

さて、年明け早々ですが、サーバの移転作業を行いました。
アクセス数増大に伴い、先月頃からアクセスが多い時間帯には、サイトのレスポンスがかなり悪くなってしまっていました。
より性能の良いレンタルサーバに引越しを行いましたので、これで随分改善されると思います。

同時にファイルの整理やディレクトリ構成の変更を行いましたので、もしデッドリンクや不具合などを見つけましたら、ぜひご連絡をお願いいたします。




今年も一年ありがとうございました
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2007/12/31 月曜日 matsui Posted in お知らせ | No Comments »

今年も一年ke-tai.orgをご覧頂きありがとうございました。
引き続き来年もケータイ開発に関する情報をどんどん発信していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。