2008/9/12 金曜日 Posted in ニュース | No Comments »
電気通信事業者協会(TCA)と携帯電話・PHS各社はが、それぞれが実施するフィルタリングサービスの新たな取り組みについて、実施時期やサービス内容など詳細を発表したようです。 それによると、18歳未満の既存契約者に対しては、親権者から「不要」との申告がない限り、2008年度内にブラックリスト方式のフィルタリングサービスを設定するとのことです。 → ITmedia +D モバイル 18歳未満はブラックリスト方式のフィルタリング原則適用へ - 利用数は約430万件に [itmedia.co.jp] → ITmedia NEWS 携帯各社、未成年向けフィルタリングを既存契約者に適用へ 今年度中にも [itmedia.co.jp] → ケータイWatch キャリア各社、フィルタリング新施策の実施時期など発表 [impress.co.jp] 今までも18歳未満の新規契約者に対しては、標準でフィルタリングがかかっていたりしたようなのですが、今後は何も対応を取らなければ、18歳未満であれば自動的にフィルタリングが適用されてしまうようです。 ただし、現状ブラックリストに掲載されているサイトのうち、モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)が認定した「健全サイト」については、閲覧を可能にするとのことです。 こちらの記事によると、EMAの審査には時間がかかるとのことですので、早めの対応が重要になりそうです。 → ITmedia +D Mobile EMA、早めの審査申請を呼びかけ - ブラックリスト方式の原則適用を受け [itmedia.co.jp] フィルタリングの対象になっているかどうかを調べるにはこちらの記事を参考にしてください。 → URLから携帯フィルタリングの対象になっているかを検索できるサービスが登場 [ke-tai.org] 関連: URLから携帯フィルタリングの対象になっているかを検索できるサービスが登場 2008年7月8日付けでEZwebのIPアドレスが追加になったようです ドコモ公式サイトに絵文字変換対応表が公開されています Read more..2008/9/11 木曜日 Posted in 記事紹介・リンク | No Comments »
CNET Japanに、モバゲータウンの開発者であり、DeNAの取締役の一人である川崎修平氏のインタビュー記事、開発者が語る、「モバゲータウンができるまで」が掲載されていたのでご紹介します。 → CNET Japan 開発者が語る、「モバゲータウンができるまで」(CNET Japan) [japan.cnet.com] 川崎氏は、モバオクやモバゲータウンといったサービスの開発を、主に一人で行っていたとのことです。 DeNAの入社のころから、上記中核サービスの立ち上げまでをエピソードを交えて紹介されています。 記事中より引用 コミュニティやSNSの場合は川崎氏自身、あまり使っていなかった。しかし、「人と絡むのが得意じゃないから、そういう自分でも使えるものを作ろう」と発想を切り替えた。 自分で作りたいものを作るということ。ただし、自分が作りたいものと、ユーザーが使いたいものが一致するような訓練は必要とも話す。「こう使われるだろうという仮説があって、それが思った通り使われたかどうかを確認するというフィードバックを繰り返すことで、ユーザーとの感覚が合ってくる。そうなれば、自分が面白いと思うものを作って受け入れられるという、幸せな構造ができる」 この辺りの発想がモバゲーの原点なのでしょうか。 読み物としても面白いので、興味のある方はぜひ目を通してみるとよいと思います。 関連: Web+DB Press Vol45に掲載されたMobaSiFの記事がWeb上で無料公開されています DeNAが携帯向け無料ECサイトサービスを開始したようです モバゲーのフレームワーク「MobaSiF」の発表スライド資料が公開されています Read more..2008/9/10 水曜日 Posted in サーバ | 1 Comment »
ケータイとは関係あるような無いような、といった感じなのですが、良さそうなサービスがスタートしたようなのでご紹介します。 ライブドアが、サーバやネットワーク機器を監視する無料サービス「DATAHOTELパトロール」の提供を開始したようです。 → ライブドアデータホテルパトロール [patrol.datahotel.ne.jp] → Enterprise Watch ライブドア、インターネットサーバーの死活監視サービスを無償提供 [enterprise.watch.impress.co.jp] → スラッシュドット・ジャパン ライブドア、サーバ監視サービスを無償提供 [slashdot.jp] このサービスは、オープンソースの監視ソフトウェア「Zither」を利用してサーバの死活監視を行い、利用者が運営するサイトやサービスに障害が生じた場合は、自動的にその状況をメールで知らせるというものです。 登録は無料で行うことができ、ログイン後に専用のコントロールパネルから、監視間隔や監視ポートを設定する形になっています。 監視サーバを立てるのもよいですが、今度はその監視サーバを監視しなくてはならなくなったりして色々と大変だったりします。 自分でサーバを管理されている方は、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。 なお、同様のサービスに「Site Alert」というものもあるそうです。 → Site Alert (サイトアラート) [site-alert.net] 関連: ケータイで「mod_rewrite + セッション」を使う際の注意点 postfixで携帯メールを扱う際の注意点 Apacheのログからケータイの機種別アクセス数をカウントするコマンド Read more..2008/9/9 火曜日 Posted in au, DoCoMo, PHP, SoftBank | No Comments »
昨日の記事に続き、本日も端末ID・ユーザIDの話です。 各種IDの基本的な取得の方法は、昨日すでにご紹介したので、より具体的なプログラムのサンプルをご紹介したいと思います。 IDの取得には、「PEAR::Net_UserAgent_Mobile」を使うのが簡単でオススメです。 → PEAR Net_UserAgent_Mobile [pear.php.net] まずはインストール方法からです。 ・Windowsの場合: > c:\php\pear install -f Net_UserAgent_Mobile ※「c:\phpはPHPをインストールした場所に合わせて適宜読み替えてください」 ※「-f」オプションはベータ版のためインストールできないというエラーを回避するためのものです。 ・Linux環境の場合: # pear install -f Net_UserAgent_Mobile レンタルサーバなどでインストールが出来ない場合は、上記本家サイトの「Download」からパッケージをダウンロードし、 「Net/UserAgent/Mobile.php」 「Net/UserAgent/Mobile/」 となるように設置しても動作します。(PEAR本体がインストールされてない場合はそちらのインストールも必要になります) さて、インストールが完了したらプログラムを設置します。 サンプルプログラムは次の通りです。 // PEAR::Net_UserAgent_Mobileの読み込み require_once('Net/UserAgent/Mobile.php'); // インスタンスの作成 $agent = Net_UserAgent_Mobile::factory(); は、既に実行済みと仮定します。 ドコモの場合 // 端末製造番号 $ser_no = $agent->getSerialNumber(); // FOMAカード製造番号 $card_no = $agent->getCardID(); // iモードIDを取得 $imode_id = $agent->getUID(); 端末製造番号とFOMAカード製造番号は「utn認証」を、iモードIDは「guid=ON」を付けないと、値が取得できないことに注意してください。 (詳しくは昨日の記事を参照してください) auの場合 // EZ番号(サブスクライバID)を取得 $ez_no = $agent->getUID(); ソフトバンクの場合 // 端末シリアル番号を取得 $ser_no = $agent->getSerialNumber(); // x-jphone-uidを取得 $j_uid ... Read more..2008/9/8 月曜日 Posted in au, DoCoMo, PHP, SoftBank | 12 Comments »
ケータイサイトでは、端末ID・ユーザIDを取得する、という処理をよく行うことがあります。 ログインの度に、ユーザ名とパスワードを入力するというのは、ケータイの操作性の面からも現実的ではないためです。 今回はそんな各種IDの取得方法について、PHPを使った場合を例にとりまとめてみました。 ※ここでは端末IDを「ケータイに振られた個体識別情報(製造番号など)」、ユーザIDを「契約に紐付くID」として解説しています。 ドコモ端末での取得方法 1. utnを使う ドコモ端末ではutn属性を使うことによって、フォームやリンクから個体識別情報を取得することができます。 対応機種は、iモード対応HTML 3.0以降の機種(但しSO210i,SH251i,SH251iSを除く)で、現在使われているほとんどの端末に対応していると言ってよいでしょう。 <form action="sample.php" method="post" utn> <input type="submit" name="submit"> </form> <a href="sample.php" utn> utnを使う場合、ケータイ端末側では、「携帯電話情報を送信しますか?」といった確認のダイアログが表示されます。 utn使用時に表示されるダイアログ 送信された端末IDは、ユーザエージェントから取得できます。 $agent = $_SERVER['HTTP_USER_AGENT']; 取得できるフォーマットの例は次の通りです。 FOMA DoCoMo/2.0 P902i(c100;TB;W24H12;serXXXXXXXXXXXXXXX;iccxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx) ・FOMA端末製造番号フォーマット → serXXXXXXXXXXXXXXX (ser + 15桁の英数字) ・FOMAカード個体識別子 → iccxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx (icc + 20桁の英数字) mova DoCoMo/1.0/P504i/c10/TB/ser*********** ・製造番号 → ser*********** (ser + 11桁の英数字) FOMA端末製造番号と製造番号は、ケータイ端末にふられた(機種変更で変わる)番号であることに注意してください。 参考: → NTT docomo iモード対応HTMLタグ一覧 utn属性 [nttdocomo.co.jp] 2. iモードIDを使う iモードIDは2008年3月31日から提供された、ドコモの新しいユーザ識別方法です。 契約ユーザごとに一意となる番号のため、機種変更があってもiモードIDは変わりません。 全てのiモード端末で利用でき、utnのように確認用のダイアログがでないことも特徴です。 URLに「guid=ON」というパラメータを付けると、拡張ヘッダにiモードIDが付く、という仕様です。 サーバ側からは次のように取得できます。 $imode_id = $_SERVER['HTTP_X_DCMGUID']; ただし、この機能を利用するには、次のメニューから利用者が通知を許可している必要があります。(デフォルトは通知するとなっています) iモードメニュー → お客様サポート → 各種設定 → iモードID通知設定 また仕様上、SSL通信時は利用できないことに注意してください。 参考: → ke-tai.org 本日提供が開始された「iモードID」機能を早速試してみました [ke-tai.org] → NTT docomo iモードセンタの各種情報 iモードIDについて [nttdocomo.co.jp] 他にも公式サイトで使われるNULLGWDOCOMO [itpro.nikkeibp.co.jp]方式もありますが、禁則事項に触れるのであまり詳しくは書けません。 公式サイト以外のいわゆる勝手サイトからは利用できないため、一般の開発者にはあまり関係がないでしょう。 au端末での取得方法 EZwebの場合はごくシンプルで、EZ番号(旧称サブスクライバID)を利用します。 こちらは契約ごとに振られる番号のため、機種変更があっても変わりません。 取得方法は次の通りです。 $ez_no = $_SERVER['HTTP_X_UP_SUBNO']; EZ番号の形式: 01234567890123_xx.ezweb.ne.jp ([14桁の数値]_[2桁の英字].ezweb.ne.jp) こちらもユーザ側で通知設定の可否を設定することができます。 au ... Read more..