R25式モバイルが終了 ケータイ広告モデルの限界論も
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2日続けてkanbeさんからのタレコミです。
(いつも情報提供ありがとうございます)

リクルートの運営するケータイサイト「R25式モバイル」が7月末をもって終了するとのことです。

 

→ ITMedia News 「R25式モバイル」終了 月間1億3000万PVも「広告主はモバイルよりPC」 [itmedia.co.jp]

→ J-CASTニュース 「R25式モバイル」突然終了の「なぜ」 [j-cast.com]

 

R25式モバイルは、リクルートのフリーペーパー「R25」ケータイ版として2005年7月からサービスを開始していました。

ニュースやコラムなどの情報を掲載して、月間1億3000万ページビューものアクセスがあったそうです。

ところがこのページビュー数は収益にはうまく繋がらなかったようです。

 

以下はJ-CASTニュースの記事内にあるリクルート広報部のコメントからの引用です。

「R25は、紙媒体・PCサイト・モバイル・リアル広告というクロスメディアとして広告主に提案していたが、モバイルに広告を出稿したいというクライアントのニーズが低かった。モバイルよりもPCサイトに出稿したいという要望が強かったので、今後はPCサイトに資源を集中したほうがよいと判断した」

このようにPCへの需要はあったものの、モバイル広告へのニーズ自体が少なかったことが原因としています。

R25がPC・モバイル・フリーマガジンと複数のメディアを持っていたということも関連しているのかもしれませんが、モバイルに関わる立場としては、このような状況は少しショックですね。

 

確かに普段ケータイサイトを見ていると、ややアダルト向けなマンガ販売やサラ金などの広告ばかりをよく目にします。
おそらくそれ以外の広告はなかなかつかないのでしょう。

ケータイ向けの広告ビジネスはまだこれから、という意見もありますが、モバイルサイト運営のビジネスモデルを考えるには、ひとつのよい事例となるかもしれませんね。

 

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2 Responses to “R25式モバイルが終了 ケータイ広告モデルの限界論も”

  1. 「ためになる」と「儲かる」は違うのですね。

    その接点というか、バランスをとったものの勝ちなのでしょうね。

    モバイルには、
    「検索しづらい」
    「検索する年代が、対象と離れている」
    「対象の購買威力が乏しい」←と広告主もまだ見ている

    など、
    独特のメディア特性と、アーリー受けしない広告主のシビアさもあるようですね。

    R25式の属性の観点からしても、広告効果を見込めない、というか広告主が限りなく限定的なのかも知れませんね。

  2. SKY TRIPPERさん
    コメントありがとうございます。

    おっしゃるとおりだと思います。
    R25式がいろんな意味でもとんがったユーザ属性を持ってたのが結果悪かったんですかね。

    いずれにしてもこれだけ人を集めてもお金にならないという現実は残念でなりません。

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