ブックレビュー: PHP×携帯サイト デベロッパーズバイブル
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なんと著者のmemokamiさん本人からご献本いただきました。
びっくりです。ありがとうございます。

これはレビューを書かずにはいられない、ということで早速斜め読みながらも読破しましたので、感想をかかせていただきたいと思います。

PHP×携帯サイト デベロッパーズバイブル

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結論からいうと、ケータイサイト開発に関わっている方であれば、この本は間違いなく「買い」です。
過去に出たケータイ技術解説本の中で、最も詳しくマニアックな作りになっていると言っていいでしょう。

逆に言うと、これから初めてケータイサイトを作るといった全くの初心者にはちょっと難しい内容になっているかもしれません。
よくあるPHPのインストールや環境セットアップといった部分や、無駄な画面キャプチャなどのないストイックな作りとなっているためです。
この辺りも含め、完全に「技術者向け」といった感じで、かなり密度の濃いものになっていると思います。

ただ、章の始めでは必ず「本章のゴール」という形で目標を設定し、その章を読むことで何ができるようになるかが記載されていますし、要所要所でコンパクトなサンプルプログラムも掲載するなど配慮されていますので、全くの初心者でなければ問題ないでしょう。

 

内容は次のようになっています。(目次から引用)

Chapter1 携帯サイトを作るための基礎知識
Chapter2 簡易的なページの作成と確認方法
Chapter3 キャリア/機種を判別する
Chapter4 端末に最適な画面で表示する
Chapter5 絵文字を取り扱う
Chapter6 携帯メールを実装する
Chapter7 ログイン状態の管理
Chapter8 位置情報を取得する
Chapter9 動的にQRコードを作成する
付録

実際のケータイサイト開発で必要となる技術が網羅されています。

特に絵文字に関しては、100ページ近くもページを割いて詳細に解説されており、各キャリアの絵文字の出力や、フォームからの取得、各キャリア間の変換などの解説と、実用的なサンプルが多数掲載されています。

メールに関してもかなり詳しく解説されており、デコメールの送信や空メールの受信に関してまで触れられています。
ただしこの辺りに関しては、例えば空メールの受信方法が「viで/etc/aliasesを編集する」とさらりと書かれているため、読み手にもそれなりの技量が求められます。
また欲を言えば、写真アップロードの際に必要になる画像添付メールの受信なんかにも触れて貰えると嬉しかったかもしれません。

QRコードに関しては私もあまり詳しくないこともあり色々と勉強になりました。
(EZナビウォークと連携なんかもできるのですね)
QRコードは、紙媒体に印刷して使うことが多く、キャリア別に使い分けるのが難しかったりするため、この辺りを敬遠していたのですが、近いうちに色々と遊んでみたいと思いました。

 

ケータイ関連技術は、端末によって微妙に動作が違い確認が取れなかったり、公式に公開されていない情報が多かったりするため、書籍のようにまとまった情報(しかも修正が利かない)にするのは非常に困難だったりします。
ですので、著者のmemokamiさんのご苦労は大変なものだったと思います。
本当にお疲れ様でした。

 

本書は、それぞれの章立てが明確なため、読みきるものというよりは、常に手元において必要なときに参照するといった使い方が良いかもしれません。

サンプルコードはPHPで書かれていますが、ケータイの技術解説という点においては言語はあまり関係ありません。
PHPに関わらず、モバイル開発に関わっている方は必携の一冊となりそうです。

 

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One Response to “ブックレビュー: PHP×携帯サイト デベロッパーズバイブル”

  1. […] miさんの「PHP×携帯サイト デベロッパーズバイブル」のシリーズ本という位置づけなのだと思います。 […]

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