openpearに「Net_Pocketbell」というパッケージを作ってみました(後編)
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昨日の記事に続いて後編です。
前編ではパッケージの作成とチェックアウトまでを解説しましたので、その続きです。
openpearにパッケージの追加を行い、インストールまでの方法を解説していきます。
4. プログラムを作成する
チェックアウトに成功した場合「trunk」と「tags」というフォルダが出来ていると思います。
その中にプログラムを作成していきましょう。
通常はtrunkの下に追加していくことになります。
このあたりはSubversionの解説サイトを参考にしてください。
プログラムが完成したらコミットしておきます。
5. パッケージをリリースする
画面上部メニューのパッケージ一覧から、自分のパッケージを選択します。
パッケージ詳細画面で、画面中央の「プロジェクト情報編集」リンクをクリック、続いて次画面で「パッケージをリリースする」をクリックします。
バージョンやライセンスなどのリリース情報を設定します。
詳細な設定リンクを押すことで、インストールディレクトリ指定や依存関係の設定なども行うことができます。
6. パッケージをインストールする
これで一通りの作業は完了です。
# pear channel-discover openpear.org
# pear install openpear/Net_Pocketbell-beta
でインストールが可能です。
実際にインストールして試してみましょう。
7. Net_Pocketbellの解説
Net_Pocketbellは、ポケベルの数値表記をカナにしたり、その逆変換を行うためのものです。
具体的な使い方は次の通りです。
クラス生成時の引数は、「NTT」がNTT方式、「TM」がテレメッセージ方式となっています。
サンプルコード:
<?php
require("Net/Pocketbell.php");
// インスタンスの作成('NTT' or 'TM')
$pb = new Pocketbell('NTT');
// 数字→カナへの変換
echo $pb->num2kana('11121399');
// カナ→数字への変換
echo $pb->kana2num('アイウエオ');
?>
実行結果:
アイウ[電話]
1112131415
このように大変実用的(?)なライブラリとなっていますので、皆さん是非ご活用ください。
openpearは気軽にパッケージ登録ができ、とても便利なサービスでオススメです。
PHP使いの方は試してみてはいかがでしょうか。
関連:
- openpearに「Net_Pocketbell」というパッケージを作ってみました(前編)
- 絵文字ライブラリ「sfPictogramMobilePlugin」がバージョンアップし、PEARパッケージ化されたようです
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