ドコモのiアプリの新規格「Starプロファイル」の技術資料が公開されています
    このエントリをはてなブックマークに登録

2008/11/12 水曜日 matsui Posted in DoCoMo No Comments »

docomo公式サイト上で、iアプリの新規格「Starプロファイル」の技術資料PDFが公開されています。

→ NTT docomo 作ろうiモードコンテンツ Starプロファイル向けの技術資料ダウンロード [nttdocomo.co.jp]

→ ケータイWatch ドコモ、iアプリの新バージョン「Star」導入 [k-tai.impress.co.jp]

 

Starプロファイルは、従来のiアプリ用Java実行環境であるDojaの後継とされているもので、2008年冬モデルから順次導入される予定です。

11/19発売の「F-01A」が最初の対応機種になる予定となっており、iウィジェット対応機種は全てStar対応になるとのことです。

 

公開されている資料は、以下の4つです。

  • iアプリコンテンツ開発ガイド for Star-1.x 詳細編
  • iアプリコンテンツ開発ガイド for Star-1.x iアプリオプション・iアプリ拡張編
  • iアプリコンテンツ開発ガイド for Star-1.0 APIリファレンス編
  • iアプリコンテンツ開発ガイド for Star-1.0 オプション・拡張APIリファレンス編

なお、開発ツールである「iαppli Development Kit for Star-1.0」は、近日公開予定となっています。

→ NTT docomo 作ろうiモードコンテンツ ツールダウンロード [nttdocomo.co.jp]

 

StarとDojaとはAPIの互換性がないとのことですので、Star向けiアプリを開発したい方は、上記の資料を見て勉強し直さなくてはなりませんね。

 

関連:



ケータイサイトでのセレクトボックスの制限について調べてみました
    このエントリをはてなブックマークに登録

2008/11/7 金曜日 matsui Posted in DoCoMo, TIPS 9 Comments »

先日、ケータイサイトのテストをしていて問題になったことがありましたので、そのことについて書こうかと思います。

ケータイサイトでのセレクトボックス(プルダウン)項目の数には制限があります。

SELECTとOPTIONタグを使って、次のような1~200までのセレクトボックスを作成してみました。

<select name="select">
<option value="01">01</option>
<option value="02">02</option>
<option value="03">03</option>
   ・
   ・
   ・
<option value="200">200</option>
</select>

 

手持ちの機種でテストしてみたところ、幾つか表示できない端末がありました。


docomo キッズケータイ SA800iは50個でカットされます


docomo SH901iCは60個でカットされます

au機やVodafone, ソフトバンク機では、ある程度古い機種でも問題なく表示されるようです。
またドコモ機であっても、パッと試した限りでは902iシリーズ以降は問題なさそうです。
(手元にある機種だけしか試していないのであくまで参考程度とお考えください)

 

ドコモの公式サイトによると次のように書かれています。

→ NTT docomo 作ろうiモードコンテンツ タグの制限値について [nttdocomo.co.jp]

SELECT ~ OPTION
15項目/画面
選択肢31項目
※本制限値以上の値の利用可否についてはメーカーオプションです。

つまり、31個以上の表示は機種依存で、保証されないということですね。

 

昔は画面サイズ(最大容量)の問題があったりしたためセレクトボックスの長さにも気を使っていたのですが、最近はすっかり頭から抜けていました。

セレクトボックスをあまり縦に長くすると入力しづらくなるため、それほど引っかかるケースはないと思いますが、長くなる場合にはテキスト入力欄にする、複数に分けるなどの対応が必要になりそうです。

 

この辺りの情報をまとめた資料はあまり無く困っています。
古めの機種をお持ちの方はテストにご協力いただけると幸いです → コチラ
コメント欄かフォーラムからぜひフィードバックをお願いします。

 

関連:



ドコモが2008年冬モデル22機種を発表、型番も一新
    このエントリをはてなブックマークに登録

2008/11/6 木曜日 matsui Posted in DoCoMo, ニュース 1 Comment »

先日au、ソフトバンク、Willcomの冬モデルが発表されましたが、それに引き続きドコモも新モデルを発表したようです。
また今回から90x, 70xなどの型番も一新されました。

→ NTTdocomo 報道発表資料 新たな端末シリーズ向けに22機種をラインナップ [nttdocomo.co.jp]

→ ITMedia +D Mobile ドコモ、2008年冬モデル22機種発表 – 新型番で新たな4シリーズ展開 [itmedia.co.jp]

→ CNET Japan NTTドコモ、冬商戦モデル22機種を一挙発表–シリーズ名を一新 [cnet.com]

 

今回発売された22機種は大きくわけて4つシリーズに分類されます。
それぞれ次のような特徴を持っているようです。

  • PRIMEシリーズ – ハイエンド、最新機能
  • STYLEシリーズ – デザイン重視
  • SMARTシリーズ – 薄型計量、ビジネス
  • PROシリーズ – スマートフォン

他キャリアと同じようにタッチパネルケータイも目立ちます。
やはりiPhoneを意識しているのでしょう。

 

また、型番の命名規則も一新されました。
今までの90x, 70xといった命名規則に慣れてしまっていると、パッと見よくわからなくなってしまいましたが、次のようなルールになったようです。

例: 「F-02A」

F: メーカー名
02: 開発した順番(通し番号)
A: 登場年度(年度の区切りは夏モデルと冬モデルの間)

 

各モデルの機能と写真はこちらのサイトがわかりやすいです。

→ GIGAZINE 本日発表されたNTTドコモのFOMA端末2008年冬モデル全機種全画像・前編 [gigazine.net]
→ GIGAZINE 本日発表されたNTTドコモのFOMA端末2008年冬モデル全機種全画像・中編 [gigazine.net]
→ GIGAZINE 本日発表されたNTTドコモのFOMA端末2008年冬モデル全機種全画像・後編 [gigazine.net]

 

なお、ドコモの作ろうiモードコンテンツ nttdocomo.co.jp は、まだ更新されていないようです。
ブラウザの詳しいスペックや新機能などが気になるところですね。

 

関連:



ケータイのユーザIDを通知・非通知設定するためのURLまとめ
    このエントリをはてなブックマークに登録

2008/10/15 水曜日 matsui Posted in au, DoCoMo, SoftBank 2 Comments »

先日こちらの記事で、端末ID・ユーザIDの取得方法をまとめました。
→ ケータイの端末ID・ユーザIDの取得についてまとめてみました [ke-tai.org]

 

端末IDやユーザIDは、利用者が「通知する」「通知しない」を選択できるため、ログインが必要になるサイトの場合は通知を促すような注意書きを設置する必要があります。

文章で説明をしてもよいのですが、直接遷移できるリンクがあると、利用者にとってより便利です。

ということで、利用者が端末からユーザID通知を簡単に設定するためのURLをまとめてみました。

 

ドコモ:

iモードID通知設定

iメニュー → お客様サポート → 各種設定 → iモードID通知設定
http://docomo.ne.jp/cp/pubconf.cgi

※端末シリアル番号(utn)の通知・非通知設定はありません。
(そのかわり確認ダイアログが出ます)

 

au:

EZ番号通知設定

au oneトップ → auお客様サポート → 申し込む/変更する → EZ番号通知設定
http://imutl.ezweb.ne.jp/cgi2001/ez_menu.cgi

 

ソフトバンク:

ユーザID通知設定

メニューリスト → MySoftBank → 各種変更手続き → ユーザID通知設定
http://pdb/cgi-ue/nph-wap_pdb_uid_update.cgi

※端末シリアル番号の通知・非通知設定は、ウェブページのメニューではなく、端末自体のブラウザ設定メニュー内にあります。

 

上記URLは、グーグルで検索したり、実際にページのURLを見たりして確認しました。
メニュー構成やURLは、まれに変更になることがありますので、定期的なチェックが必要になります。

 

なお余談ですが、メールの受信設定のURLは、こちらにまとめてあります。
→ ケータイでのメール受信設定についてまとめてみました [ke-tai.org]

 

関連:



ケータイのGPSから住所を取得(逆Geocoding)する方法
    このエントリをはてなブックマークに登録

2008/9/30 火曜日 matsui Posted in DoCoMo, 記事紹介・リンク No Comments »

アシアルさんのブログに、座標から住所を取得する方法やそのAPIをまとめた、「座標から地名を取得する逆GeocodingAPIのまとめ + サンプル」というエントリーが公開されています。

→ アシアルブログ 座標から地名を取得する逆GeocodingAPIのまとめ + サンプル [blog.asial.co.jp]

 

住所→座標の取得は、GoogleのGeocodingという機能を使って実現できるのですが、その逆はGoogleのAPIには実装されていません。

上記エントリーでは、この逆Geocoding機能が使えるサービスをまとめて紹介しています。

またサンプルプログラムとして、「YahooローカルサーチAPI」を使った場合の例が掲載されています。

同じサンプルでは面白みがないので、その1つ下で紹介されている「ReFITS Lab 逆ジオコーディングサービス」を使って、ケータイのGPS機能から住所を取得するプログラムを作ってみました。

 

※ドコモのGPS対応ケータイ用のサンプルです。

※下記サービスを利用される際には必ず先に使用条件をご覧ください。
→ ReFITS rgeocode.php – 逆ジオコーディングサービス [refits.cgk.affrc.go.jp]

<html>
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8">
</head>
<body>

<?php
// APIのURL(参照:http://refits.cgk.affrc.go.jp/tsrv/jp/rgeocode.html)
$url = 'http://refits.cgk.affrc.go.jp/tsrv/jp/rgeocode.php?v=3&lat=%%ido%%&lon=%%keido%%';

if (!isset($_GET['lat']) or !isset($_GET['lon'])) {
	printf('<a href="%s" lcs>現在地を確認</a><br /><br />', $_SERVER['PHP_SELF']);
} else {
	$ido = trim($_GET['lat']);
	$keido = trim($_GET['lon']);
	
	// 度分秒形式からGoogleMapに対応した形式に変換する
	$keido_arr = explode('.', $keido);
	$ido_arr = explode('.', $ido);
	$g_keido = $keido_arr[0] + $keido_arr[1] / 60 + $keido_arr[2] / 3600;
	$g_ido = $ido_arr[0] + $ido_arr[1] / 60 + $ido_arr[2] / 3600;
	
	// 世界測地系に変換する
	$wgs84_keido = $g_keido - $g_ido * 0.000046038 - $g_keido * 0.000083043 + 0.010040;
	$wgs84_ido = $g_ido - $g_ido * 0.00010695 + $g_keido * 0.000017464 + 0.0046017;
	
	// 緯度・経度を置換
	$url = strtr($url, array('%%keido%%' => $wgs84_keido, '%%ido%%' => $wgs84_ido));
	
	// XMLを取得
	$xml_str = file_get_contents($url);
	$xml = simplexml_load_string($xml_str);
	
	// 出力
	echo '緯度:' . $wgs84_ido . '<br />';
	echo '経度:' . $wgs84_keido . '<br />';
	echo '都道府県: ' . $xml->result->prefecture->pname . '<br />';
	echo '市区町村: ' . $xml->result->municipality->mname . '<br />';
	echo '町丁目・字: ' . $xml->result->local->section . '<br />';
	echo '番地: ' . $xml->result->local->homenumber . '<br />';
}
?>

</body>
</html>

※ソースコードはUTF-8でお書きください


このように住所が取得できます

引数に緯度・経度を渡してXMLを取得するだけですので簡単ですね。

 

関連: