ドコモが4月以降新規で取得されるメールアドレスの仕様を変更し、RFC準拠となったようです。
ドコモのメールアドレス問題はかねてから問題になっていましたので、これはビックニュースですね。
→ NTT docomo お知らせ メールアドレス変更 [nttdocomo.co.jp]
→ スラッシュドットジャパン ドコモ、メールアドレスの仕様を修正 [slashdot.jp]
具体的に今回から利用できなくなるのは、「.(ドット)」が複数個続いたり、@マークの直前で使われたりしているケースです。
対象となるのは、4月以降に新規取得または変更するアドレスで、既存のユーザでRFCに準拠しないアドレスは、そのまま引き継がれるということです。
ドコモのメールアドレスがRFC的に正しくないということは、たびたびトラブルのもととなっていましたので、プログラマ・サーバ管理者にとっても嬉しい修正といえると思います。
参考:
→ Web屋のネタ帳 ドコモもauもいいかげんにメールアドレス設定の仕様を直せ。 [neta.ywcafe.net]
→ スラッシュドットジャパン GMail、ezwebとdocomo宛のみメールアドレス中の連続ドットや@直前ドットを許可 [slashdot.jp]
全ユーザのアドレスが変更になるわけではないので、急には変わらないかもしれませんが、対象はじわじわと減っていくことと思います。
ただし、十分にユーザが減っていくと、万が一設定ミスがあってもすぐにトラブルに気づきにくい状況がおこりますので、このバッドノウハウは更に厄介な状況に陥ってしまったとも言えます。
同じような例としては、旧J-Phone時代に設定されたメールアドレスに「/」「?」「+」が利用できるというものがあります。
Vodafoneへの移行後や、現在のSoftBankメールアドレスでは利用不可となっていますので、ユーザ数はかなり少ないのですが、上記文字を使っているユーザは若干ですがまだ確実に残っており、実機テストもできないため、プログラマが正規表現を書く場合には陥りやすい罠になってしまっています。
とは言え、全体的に見ると今回の修正は良いニュースだと思います。
これを受けて、auの対応がどうなるか楽しみなところです。
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