ドコモがメールアドレスの仕様を変更 RFC準拠に
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2009/4/3 金曜日 matsui Posted in DoCoMo, SoftBank, サーバ, ニュース 5 Comments »

ドコモが4月以降新規で取得されるメールアドレスの仕様を変更し、RFC準拠となったようです。

ドコモのメールアドレス問題はかねてから問題になっていましたので、これはビックニュースですね。

 

→ NTT docomo お知らせ メールアドレス変更 [nttdocomo.co.jp]

→ スラッシュドットジャパン ドコモ、メールアドレスの仕様を修正 [slashdot.jp]

 

具体的に今回から利用できなくなるのは、「.(ドット)」が複数個続いたり、@マークの直前で使われたりしているケースです。

対象となるのは、4月以降に新規取得または変更するアドレスで、既存のユーザでRFCに準拠しないアドレスは、そのまま引き継がれるということです。

ドコモのメールアドレスがRFC的に正しくないということは、たびたびトラブルのもととなっていましたので、プログラマ・サーバ管理者にとっても嬉しい修正といえると思います。

参考:
→ Web屋のネタ帳 ドコモもauもいいかげんにメールアドレス設定の仕様を直せ。 [neta.ywcafe.net]

→ スラッシュドットジャパン GMail、ezwebとdocomo宛のみメールアドレス中の連続ドットや@直前ドットを許可 [slashdot.jp]

 

全ユーザのアドレスが変更になるわけではないので、急には変わらないかもしれませんが、対象はじわじわと減っていくことと思います。

ただし、十分にユーザが減っていくと、万が一設定ミスがあってもすぐにトラブルに気づきにくい状況がおこりますので、このバッドノウハウは更に厄介な状況に陥ってしまったとも言えます。

 

同じような例としては、旧J-Phone時代に設定されたメールアドレスに「/」「?」「+」が利用できるというものがあります。

Vodafoneへの移行後や、現在のSoftBankメールアドレスでは利用不可となっていますので、ユーザ数はかなり少ないのですが、上記文字を使っているユーザは若干ですがまだ確実に残っており、実機テストもできないため、プログラマが正規表現を書く場合には陥りやすい罠になってしまっています。

 

とは言え、全体的に見ると今回の修正は良いニュースだと思います。
これを受けて、auの対応がどうなるか楽しみなところです。

 

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ケータイサイトの保守でチェックすべき8つのこと
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2009/2/12 木曜日 matsui Posted in au, DoCoMo, SoftBank, サーバ No Comments »

ケータイサイトは、PCサイトと違い、作ったら放置しっぱなしというわけにはいきません。

もちろん、PCサイトも放置でよいわけではありませんが、ケータイサイトの方がマメな情報収集が必要になることは確かです。

今回は「ケータイサイトの保守でチェックすべき8つのこと」と題して、色々と厄介なケータイサイトのメンテナンスについてまとめてみました。

 

1. キャリアのIPアドレス帯域が変更になっていないか

最も手間で、更新を忘れると大変なことになるのがこちらです。

ケータイサイトはケータイ以外からのアクセスを拒否するため、IPアドレスによる制限をかけることが多いです。
キャリアのIPアドレスは、結構頻繁に変わっていきますし、更新を行わないと接続できなくなるユーザが出てくるため、必ず定期的なチェックが必要になります。

当ブログでもIPアドレス情報を追いかけており、こちらのページから参照することができます。
→ ケータイキャリア・クローラIPアドレス

また、主要キャリアのIPアドレスに変更があった場合は、記事として取り上げるようにしていますので、参考にしてください。

 

2. 検索エンジンのクローラが来ているか

こちらも1に付随してくる問題です。
IPアドレスによる制限をかけてしまうと、検索エンジンのクローラのアクセスまで遮断してしまうことになりますので、必ずチェックする必要があります。

またIPアドレス情報だけではなく、ユーザエージェントが変わったり、新しい検索エンジンが増えたりすることもありますので、定期的に情報収集したほうがよいでしょう。

ログからチェックすることが一般的ですが、Googleなどの場合は、サイトマップを設置し、ウェブマスターツールなどを使うことで、クローラが来ているかどうかを管理画面上から確かめることができます。

 

3. 新しいユーザエージェントが増えていないか

ケータイサイトで必ずと言ってもいいほど使われるのが、キャリアや機種による振り分け処理です。

主にユーザエージェントを使って判定することになるのですが、新機種の発売によって、稀に機種の判定のルールが変更になることがありますので注意が必要です。

わかりやすい例としては、2006年に行われたVodafoneからSoftBankへの変更などが挙げられます。

 

4. メールアドレスのドメインが増えていないか

メールアドレスのドメインも結構追加があるので注意が必要です。
最近では2009年1月に追加された「@willcom.com」や、2008年3月に追加された「@disney.ne.jp」、「@emnet.ne.jp」などがあります。

 

5. 利用しているライブラリがバージョンアップしていないか

例えば「PEAR Net_UserAgent_Mobile」「HTTP::MobileAgent」「jpmobile」などのライブラリを機種判定に使っていたり、絵文字ライブラリなどを利用している場合は、バージョンアップされていないか定期的なチェックが必要です。

 

6. FlashLite対応、非対応、対応バージョンのチェック

最近発売される端末は、ほぼFlashLite対応端末ですので、対応・非対応は以前に比べそれほど気にしなくても大丈夫になりました。

バージョンによってswfを出し分けている場合は、新端末のFlash搭載バージョンのチェックも必要になります。

 

7. 新しい技術、規格のチェック

ケータイ業界の動きは速いです。
新しい技術や規格が発表されていないか、定期的にキャリアの技術情報ページでチェックする必要があります。

この辺りを参照すると良いでしょう。
→ DoCoMo 作ろうiモードコンテンツ [nttdocomo.co.jp]
→ KDDI au EZfactory [au.kddi.com]
→ SoftBank Mobile Creation [mb.softbank.jp]

またどのキャリアもRSSでの配信を行っていますので、それを購読するのも良いかもしれません。

 

8. 新機種情報のチェック

前述の多くに関連してきますが、何か変更が起こるのは新機種が発表/発売されたタイミングが多いです。
新機種の情報は常に追っていくようにしていきましょう。

また当然のことながら、機種情報をデータベースに入れて利用している場合などは、新機種発売の度にメンテナンスが必要になります。

 

いかがでしょうか、他にも何かありましたらご指摘をお願いします。

 

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ドコモのmova、ついに終了時期が決定
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2009/2/2 月曜日 matsui Posted in DoCoMo, ニュース No Comments »

以前からニュースに取り上げられては否定されていたmovaの終了時期ですが、とうとう公式な発表があったようです。

→ NTTドコモ 報道発表資料 「movaサービス」および「DoPaサービス」などの終了のお知らせ [nttdocomo.co.jp]

→ ケータイWatch ドコモ、2Gサービス「mova」を2012年3月末に終了

→ ITMedia +D Mobile ドコモ、2Gサービスを2012年3月末に終了

 

気になる終了時期は「2012年3月末」となったようです。
思ったよりもまだまだサービスを続けるのですね。

またこれにあわせて、Dopaやデュアルネットワークなど、合計25個のサービスが停止となるとのことです。
詳しくは上記ドコモのページに記載されていますので、そちらをご覧ください。

 

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各社の2G端末を対象としたサービスが徐々に終了中。気になるサービス完全終了の時期は?
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2009/1/13 火曜日 matsui Posted in DoCoMo, SoftBank No Comments »

先日NIKKEI NETに、ドコモの第2世代携帯電話サービス「ムーバ」の終了時期が2012年3月末とする記事が掲載されていました。

→ NIKKEI NET ドコモ、第2世代「ムーバ」12年に終了 670万人の携帯に影響 [nikkei.co.jp]

しかしながら上記の記事は勇み足だったらしく、後日ドコモから「現時点では決まっていない」というコメントが行われています。

→  ケータイWatch ドコモ、mova終了報道にコメント [k-tai.impress.co.jp]

 

以前にも似たようなニュースが発表され、それに対してドコモがコメントを出すということが起きたことがありました。

やはり2Gサービスの撤退時期は、誰もが気になっているようです。

 

そんな中、各社とも2G端末を対象としたサービスを徐々に停止していっているようです。

→ ケータイWatch ドコモ、movaのGPS機能を終了 [k-tai.impress.co.jp]

→ ソフトバンク、2G携帯向け迷惑電話防止サービス終了 [k-tai.impress.co.jp]

 

コンテンツ作成側としては、早く3G以降の端末に完全移行してほしいところなのですが、いったい2Gサービスの終了時期はいつになるのでしょうか?

 

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ドコモ公式サイトの端末スペック一覧に冬モデルの情報が掲載されたようです
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2008/11/25 火曜日 matsui Posted in DoCoMo, Flash, ニュース No Comments »

makiesさんからのタレコミです。
(情報提供ありがとうございます)

ドコモ公式サイト「作ろうiモードコンテンツ」内の端末スペック一覧に、冬モデルの一部端末(「F-01A」「N03-A」など)の情報が掲載されたようです。

→ NTTdocomo 作ろうiモードコンテンツ 端末スペック一覧 [nttdocomo.co.jp]

 

iモードHTMLバージョンは「7.1~7.2」、iモードXHTMLバージョンは「2.2~2.3」となり、冬モデルの中でも端末によってばらつきがあるようです。

7.1と7.2の違いは、ファイルアップロード機能やデコメアニメなので、これらが使える端末と使えない端末が出てきてしまいます。

せっかく名前も新たに新シリーズになったのですから、ここで一度バージョンが統一されれば、対応機種などの把握もしやすくなったのですが残念なところです。

 

またFlashのバージョンも上がり、「FlashLite3.1」対応の機種が出てきました。

→ NTTdocomo 作ろうiモードコンテンツ Flash [nttdocomo.co.jp]

しかしながら現状、「Adobe Flash CDK」はまだ3.0用のものしか公開されていないようです。
(3.1用はリリースされるのでしょうか?)

→ Adobe モバイル&デバイスデベロッパーセンター [adobe.com]

 

3.1の機能としては次のように説明されています。

→ Adobe Flash Lite Flash Lite 3.1 の機能 [adobe.com]

→ Adobe Flash Lite Flash Lite について [adobe.com]

Flash Lite 3.1 も Flash Player 7 を基にしています。Flash Lite 3.1 は、モバイルデバイスユーザの Web 参照操作を向上させる機能を備えています。これらの機能の多くは Flash® Player 8 に含まれていたものの、Flash Lite ではサポートされていませんでしたが、Flash Lite 3.1 ではサポートされるようになりました。Flash Lite 3.1 には、Flash 9 の Web サイトに遭遇したときに ActionScript™ 2.0 のコンテンツを再生する機能が導入されています。ただし Flash Lite 3.1 では、Flash Player 9 で導入された ActionScript™ 3.0 の処理と再生機能をサポートしていません。詳しくは、「Flash Lite 3.1 の機能」を参照してください。

残念ながら私の周りにはまだ新端末はないのですが、もしお手持ちの方は試してみてはいかがでしょうか。

 

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