ケータイの個体識別番号とプライバシーについて言及した記事「行動ターゲティング広告はどこまで許されるのか」
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2008/10/17 金曜日 matsui Posted in 記事紹介・リンク No Comments »

IT-PLUSに、情報セキュリティで有名なあの高木先生が書いた、「行動ターゲティング広告はどこまで許されるのか」という記事が掲載されていましたのでご紹介します。

→ IT-PLUS 行動ターゲティング広告はどこまで許されるのか [it.nikkei.co.jp]

 

高木先生といえば、こちらの日記、

→ 高木浩光@自宅の日記 日本のインターネットが終了する日 [takagi-hiromitsu.jp]

で、ケータイの個体識別番号とプライバシー/セキュリティの問題を指摘し、大きな反響を呼んだことで有名です。

 

今回の記事は2ページ構成となっており、1ページ目では「ブラウザーの「バグ」を用いた行動追跡」について、2ページ目では行動ターゲティング広告という切り口から、個体識別番号を用いた嗜好情報の売買などのプライバシーリスクについて解説しています。

 

前述の日記も今回の記事も、ケータイの固体識別情報を扱う上で強く意識しなければならないことが数多く載っています。
ケータイ向けのサイトを開発・運営している方はぜひ目を通してみてはいかがでしょうか。

 

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docomoのGPSで簡易詐称チェックを行う方法(ここギコ!)
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2008/10/10 金曜日 matsui Posted in 記事紹介・リンク No Comments »

ここギコ!さんのブログに、docomo端末GPSでの位置取得で詐称を防ぐ方法が載っていましたのでご紹介させていただきます。

→ ここギコ! DoCoMoのGPSでの簡易詐称チェック [kokogiko.net]

アイディアの元になったのはこちらのブログとのことです。

→ GOGA スタッフブログ オープンiエリアの緯度経度を試してみた [goga.co.jp]

 

最近はGPSを使った位置情報と連動するようなゲームがあり、そのようなコンテンツの場合は、位置情報の詐称が問題になってきます。

特にドコモ端末は、過去履歴からも位置情報を送信する機能がついていたり、仕様上クエリーの文字列を簡単に書き換えたりすることができ、詐称が簡単にできる状態になっていました。

上記ブログで紹介されている対策方法は、
GPSで取った座標と、オープンiエリアで取った座標とを比較する
という方法です。

オープンiエリアはリダイレクトで位置が取れるので、作りを考慮すれば、リンクを一回押すだけでGPSとオープンiエリアの両方の座標が取れるとのことです。
(上記ブログ内にPerlで書かれたサンプルスクリプトがあります)

 

この方法は目からウロコですね。
オープンiエリアの取得は早いので、レスポンスもあまり問題にならないでしょう。

位置情報を使ったコンテンツを作成予定の方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。


GPSの座標取得が遅いのでオープンiエリアの取得時間は気になりません

 

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ケータイ+Cookieのハマリどころをまとめた「携帯とCookieドメイン」(ウノウラボ)
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2008/10/9 木曜日 matsui Posted in 記事紹介・リンク No Comments »

いつもためになる情報を提供してくれるウノウラボさんに、携帯とCookieに関する記事が掲載されていましたのでご紹介します。

→ ウノウラボ 携帯とCookieドメイン [unoh.net]

 

ドコモはCookieを使えませんが、auとソフトバンクではセッション管理にCookieを利用することができます。

ところが、auとソフトバンクではCookieを扱う仕様が微妙に異なっており、ここがハマる原因となっているようです。

一番やっかいな仕様が、ソフトバンクの

gTLD、及び他のいくつかのトップレベルドメイン(.JPのみ?)では2ヶ以上、その他は3ヶ以上のドットが必要

というもので、今回の例だと「.in」ですので、3ヶ所以上のドットが必要になるようです。

 

記事では、次のようにまとめられています。

  • ケータイサイトでマルチサブドメインは止めとくが吉
  • もしやらなければならないのならgTLDまたは.JPなドメイン名で

マルチドメインを使う機会はあまり多くないと思いますが、注意が必要ですね。

 

結局どうしたか、ご興味のあるかたは実際にclippモバイルにアクセスしてお確かめください(笑)。

となっていますので、結果どうなったのか気になる方はclippモバイルに登録し、「URL表示」をしてみましょう。

 

関連:



ThinkITでモバイルサイト制作特集が組まれています
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2008/10/7 火曜日 matsui Posted in ニュース, 記事紹介・リンク 1 Comment »

ThinkITの10月の特集として「モバイル向けサイト制作」特集が組まれています。

→ ThinkIT モバイル向けサイト制作 [thinkit.co.jp]

 

執筆陣もかなり豪華な顔ぶれとなっています。

  • 今から始める携帯サイト制作 著者:柴崎 正也氏
    • 第1回 携帯サイトとPCサイトはここまで違う!
    • 第2回 携帯サイトの制作から公開まで
    • 第3回 3キャリア対応サイトを作るには(仮)
    • 第4回 携帯サイトならではのユーザビリティ向上(仮)
       
  • 携帯サイトをテストする方法 著者:荒木 稔氏
    • 第1回 携帯テストの基本をおさえる
    • 第2回 PCブラウザで携帯サイトのテストをする(仮)
    • 第3回 携帯シミュレーターを使いこなす(仮)
       
  • iPhone向けWebサイトをつくろう 著者:株式会社モディファイ 松本庄司氏
    • 第1回 結局、iPhoneってなんなの?
    • 第2回 全体構成はどうする?(仮)
    • 第3回 見た目はどうできる?(仮)
    • 第4回 どうやれば楽できる?(仮)
    • 第5回 使えるTipsまとめ(仮)
       
  • モバイルWeb構築の最新潮流 著者:株式会社イオス 吉田 悟美一氏
    • 第1回 モバイルサイトに求められるデザイン力!
    • 第2回 モバイルサイトをリッチ化する
    • 第3回 コンテンツもよりインタラクティブに(仮)
    • 第4回 サイトの機能もリッチ化する(仮)
    • 第5回 モバイルWebの可能性と未来(仮)
       
  • 出遅れるな!Flash Lite入門 著者:株式会社24-7 古本 光司氏
    • 第1回 Flash Liteの基本を学ぼう!
    • 第2回 Flash Lite 1.1のスクリプト制御(仮)
    • 第3回 時計待ち受けを作ろう!(仮)
    • 第4回 簡単なゲームを作ろう!(仮)
    • 第5回 Flash Lite のまとめと今後(仮)

 

サイト作成の基本から、テスト・動作確認について、iPhone、デザイン、FlashLiteと、モバイル開発についてが網羅されています。

Web上でここまでモバイル向けの記事がまとまったのは初ではないでしょうか。
記事ごとに曜日別となっており、それぞれ1週間単位で公開されていくようです。

10月はこれだけでかなり楽しめそうです。
気になる記事がありましたら都度ピックアップしていこうと思います。

 

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ケータイのGPSから住所を取得(逆Geocoding)する方法
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2008/9/30 火曜日 matsui Posted in DoCoMo, 記事紹介・リンク No Comments »

アシアルさんのブログに、座標から住所を取得する方法やそのAPIをまとめた、「座標から地名を取得する逆GeocodingAPIのまとめ + サンプル」というエントリーが公開されています。

→ アシアルブログ 座標から地名を取得する逆GeocodingAPIのまとめ + サンプル [blog.asial.co.jp]

 

住所→座標の取得は、GoogleのGeocodingという機能を使って実現できるのですが、その逆はGoogleのAPIには実装されていません。

上記エントリーでは、この逆Geocoding機能が使えるサービスをまとめて紹介しています。

またサンプルプログラムとして、「YahooローカルサーチAPI」を使った場合の例が掲載されています。

同じサンプルでは面白みがないので、その1つ下で紹介されている「ReFITS Lab 逆ジオコーディングサービス」を使って、ケータイのGPS機能から住所を取得するプログラムを作ってみました。

 

※ドコモのGPS対応ケータイ用のサンプルです。

※下記サービスを利用される際には必ず先に使用条件をご覧ください。
→ ReFITS rgeocode.php – 逆ジオコーディングサービス [refits.cgk.affrc.go.jp]

<html>
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8">
</head>
<body>

<?php
// APIのURL(参照:http://refits.cgk.affrc.go.jp/tsrv/jp/rgeocode.html)
$url = 'http://refits.cgk.affrc.go.jp/tsrv/jp/rgeocode.php?v=3&lat=%%ido%%&lon=%%keido%%';

if (!isset($_GET['lat']) or !isset($_GET['lon'])) {
	printf('<a href="%s" lcs>現在地を確認</a><br /><br />', $_SERVER['PHP_SELF']);
} else {
	$ido = trim($_GET['lat']);
	$keido = trim($_GET['lon']);
	
	// 度分秒形式からGoogleMapに対応した形式に変換する
	$keido_arr = explode('.', $keido);
	$ido_arr = explode('.', $ido);
	$g_keido = $keido_arr[0] + $keido_arr[1] / 60 + $keido_arr[2] / 3600;
	$g_ido = $ido_arr[0] + $ido_arr[1] / 60 + $ido_arr[2] / 3600;
	
	// 世界測地系に変換する
	$wgs84_keido = $g_keido - $g_ido * 0.000046038 - $g_keido * 0.000083043 + 0.010040;
	$wgs84_ido = $g_ido - $g_ido * 0.00010695 + $g_keido * 0.000017464 + 0.0046017;
	
	// 緯度・経度を置換
	$url = strtr($url, array('%%keido%%' => $wgs84_keido, '%%ido%%' => $wgs84_ido));
	
	// XMLを取得
	$xml_str = file_get_contents($url);
	$xml = simplexml_load_string($xml_str);
	
	// 出力
	echo '緯度:' . $wgs84_ido . '<br />';
	echo '経度:' . $wgs84_keido . '<br />';
	echo '都道府県: ' . $xml->result->prefecture->pname . '<br />';
	echo '市区町村: ' . $xml->result->municipality->mname . '<br />';
	echo '町丁目・字: ' . $xml->result->local->section . '<br />';
	echo '番地: ' . $xml->result->local->homenumber . '<br />';
}
?>

</body>
</html>

※ソースコードはUTF-8でお書きください


このように住所が取得できます

引数に緯度・経度を渡してXMLを取得するだけですので簡単ですね。

 

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