IPアドレスから携帯のキャリアを高速に判定するsymfonyプラグイン「sfMobileIPPlugin」
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2009/4/23 木曜日 matsui Posted in ソフト紹介, 記事紹介・リンク No Comments »

ケータイサイトを作成する上で、キャリア判定は避けて通れないと思いますが、IPアドレスから携帯のキャリアを高速に判定するsymfonyプラグイン「sfMobileIPPlugin」というものがあるらしいです。

 

→ ベイエリア情報局 IPアドレスから携帯のキャリアを高速に判定するsymfonyプラグインを作った [blog.bz2.jp]

 

パッケージはopenpearに登録されています。

→ openpear sfMobileIPPlugin [openpear.org]

 

仕組みとしては、あらかじめ登録されてある各キャリアのIPアドレス帯から、バイナリサーチを行いキャリアを判定しているようです。

 

echo sfMobileIP::carrier();

のように「sfMobileIP::carrier」メソッドを呼ぶと、「docomo」「ezweb」「softbank」「willcom」「pc」のいずれかを返してくれるようです。
使い方は簡単ですね。

 

検索方法やキャッシュなど、高速化のための工夫も盛り込まれているようですので、速度面でも期待ができます。

symfony使いの方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

 

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ケータイ用無料アクセス解析サービス「うごくひと」がバージョンアップ
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2009/4/22 水曜日 matsui Posted in ソフト紹介, タレコミ, ニュース, 記事紹介・リンク No Comments »

ユーザーローカル株式会社様からプレスリリースをいただきました。
またkanbeさんからもタレコミをいただきました。
情報提供ありがとうございます。

以前にもご紹介させていただいたことのある、ケータイ用無料アクセス解析サービスの「うごくひと」がバージョンアップし、「うごくひと2」になったようです。

ただのバージョンアップではなく、かなり大幅な機能追加が行われています。

 

→ 無料の携帯アクセス解析「うごくひと2」 [ugo2.jp]

→ うごくひと2 プレスリリース [userlocal.jp]

 

「うごくひと」はke-tai.orgモバイルサイトでも導入させていただいています。
とてもユニークで便利なサービスで、しかも無料となっています。

アクセス解析ソフトとしては十分な機能を持っていたのですが、今回のバージョンアップでさらに以下のような機能が強化され、更に高機能になっています。

  1. 年齢・性別・地域の分析
  2. サイト来訪頻度・携帯ネット利用頻度などのユーザー行動の分析
  3. ユニークユーザー数、訪問者数分析
  4. 検索キーワードの影響力をマトリクス表示する「検索ワードチャート」
  5. 滞在時間解析
  6. 参照元ページ(リファラー)分析
  7. 携帯キャリア別解析
  8. 携帯端末分析 機種名ごとの利用状況、画面サイズ、機能搭載比率、通信速度
  9. グラフィカルな管理画面
  10. CSVダウンロード機能

 

以下のスクリーンショットを見ると、中身が想像しやすいかと思います。

※プレスリリースの画像から転載

 

実用度はもちろん、インターフェイスも面白くオススメです。
アクセス解析ソフトでお悩みの方は、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。

 

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3キャリア対応のケータイシミュレータ、「P1エミュレータ」の無料評価版が申し込めるようになっています
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2008/10/8 水曜日 matsui Posted in ソフト紹介 No Comments »

以前にも何度かご紹介したことのある、3キャリア500以上の端末に対応したケータイシミュレータ「P1エミュレータ」ですが、いつの間にかホームページ上から無料評価版がダウンロードできるようになっています。

→ NetFarm P1 Emulator [netfarm.ne.jp]

→ NetFarm P1エミュレータ評価版 お申込み [netfarm.ne.jp]

 

P1エミュレータはベータ版の頃は自由にダウンロードできたのですが、その後の正式版リリースに伴い試用は行えなくなっていました。

今回改めて無料評価版が申し込めるようになったとのことで、「ブログで記事を書くための評価」という目的で申し込みを行いまして、改めてテストをしてみました。

以前テストをしたのは3月のベータ版のころでしたが、それからどれくらい進化しているのでしょうか。

 

評価版の申し込みは上記のページから行うことができ、10日間の試用ライセンスがメールで届きます。

テスト方法は以前行った時と同様に、ややいい加減なHTMLを作り、実機と見比べてみるという方式を取りました。
→ test.html

 

まずドコモのP905iです。

実機 エミュ
p1emu_p905i.jpg

かなり再現度があがってますね。
テーブル内の文字の縦位置が微妙に違うのですが、それ以外はほぼ完璧といっていいでしょう。
テスト用のHTMLではformタグのactionを省略しているのですが、それもきちんと解釈しフォーム項目が出ています。

 

続いてauのW31Kです。

実機 エミュ
p1emu_w31k.jpg

formタグの見え方が違うのが少し残念です。
au端末だけは、なぜかformタグで改行されないんですよね。
ただ以前うまく表示されていなかったテーブルタグやpタグの問題は完全に解消されています。

 

ソフトバンクの705SHも見てみましょう。

実機 エミュ
p1emu_705sh.jpg

こちらもテーブルの縦位置以外はほぼ完全な再現度です。
inputタグのvalue属性をわざと入れていないのでボタンの表示文字が異なっていますが、通常そんなケースはほぼありませんし、やや意地悪なテストだったかもしれません。

 

結論としては、パッと試した限りでもかなりの進化が感じられます。
表示させたのがかなり意地悪なHTMLの上に、500以上ある端末の中から無作為に選んでテストしたにしては十分な再現度といってよいでしょう。

リリースノートにも苦労の跡が見えますね。
今後の更なるバージョンアップに期待したいと思います。

 

余談ですが、P1エミュレータのヘルプファイルには、エミュレータとしてどのような実装になっているかが書かれています。

項目によっては、かなりマニアックな情報も載っており、ライブラリやツール類を作っているケータイプログラマの方にはかなりオススメです。
個人的には、istyle, modeなどの「初期入力モード」や、「文字エンコーディング」の部分の解釈の説明が役に立ちました。

 

評価版の提供条件は今のところ、「国内に事業拠点(本社、支店、営業所)を有する法人」となっていますので、個人での利用はできないようですが、法人であれば簡単に申し込めるようになっていますので、ケータイ関係のお仕事をしている方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

 

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「Google Static Maps API」を使って携帯でGoogleマップを表示する(ライン表示編)
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2008/5/13 火曜日 matsui Posted in ソフト紹介 No Comments »

以前ご紹介した、「Google Static Maps APIを使って携帯でGoogleマップを表示する」という記事の続編です。

今回は地図をただ表示するだけではなく、もう少し実践的な内容をお伝えしようと思います。

「Google Static Maps API」をご存じない方のために簡単に説明すると、PC向けのJavaScriptで表示するタイプのGoogleMapとは違い、画像で表示するタイプの地図になります。
静止画なので、グリグリ動かせたりはしませんが、ケータイからも利用することができます。

 

今回は地図の上に、順路を示すラインを引いてみることにします。

ラインは「path」パラメータを指定することで表示できます。

path=[色],[線の太さ]|[緯度1],[経度1]|[緯度2],[経度2]・・・

[色]の部分は「rgb:#ff0000」のように、よくあるRGB形式での色指定を書きます。
それに加え、「rgba:#ff000066」のように、「rgba:(aを追加)」と書くことで、透明度を指定することもできます。
上記の例だと色が「#ff0000(赤)」、透明度が「66」ということになります。

[線の太さ]は、「weight:5」のように引きたい線の幅をピクセルで指定すればOKです。

[緯度]・[経度]を「|(パイプ)」で続けて指定していくことで、それぞれがラインで繋がれていき、線を引いていくことができます。

 

具体例としては次のようになります。

<img src="http://maps.google.com/staticmap?
center=43.054794,141.375856
&zoom=17
&size=220x300
&maptype=mobile
&markers=43.055294,141.375356,reds%7C43.053894,141.376147,bluei
&path=rgba:0x0000ff66,weight:6|43.055294,141.375356|43.055243,141.37534|
43.055135,141.375171|43.054041,141.376389|43.053959,141.376249
&key=[APIキー(GoogleMapと共通)]"
 />

表示例:
 

ケータイ用のGoogleMapでは、拡大縮小が自由に行えないため、ズームレベルの違う2種類の画像を用意しておくと親切かもしれません。

 

なお、詳しいAPI仕様はこちらの公式リファレンス(英語)を参照してください。

→ Google Code Google Static Maps API [google.com]

 

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絵文字ライブラリ「sfPictogramMobilePlugin」がバージョンアップし、PEARパッケージ化されたようです
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2008/5/2 金曜日 matsui Posted in PHP, ソフト紹介 No Comments »

以前にご紹介した、symfony用の絵文字プラグイン「sfPictogramMobilePlugin」がバージョンアップされ、同時にPEARパッケージ化されたようです。

→ アシアルブログ 絵文字ライブラリをPEARパッケージ化&sfPictogramMobilePluginをバージョンアップしました。 [asial.co.jp]

 

上記ブログからダウンロードするか、下記のようにして直接インストールができます。

PEARのインストール

$ pear install http://blog.asial.co.jp/data/Text_Pictogram_Mobile-0.0.2.tgz

symfonyプラグインのインストール

$ symfony plugin-install http://blog.asial.co.jp/data/sfPictogramMobilePlugin-0.0.4.tgz

 

なお、今回から追加されたPEARパッケージの場合は、次のようにして利用できるようです。

require_once("Text/Pictogram/Mobile.php");
$picObject = Text_Pictogram_Mobile::factory($carrier, $type);

よくあるPEARパッケージと同じ使い方で大丈夫そうですね。

ただし、symfonyプラグインをベースにしている関係から、動作にはPHP5が必要なようです。
ブログを読む限り、PHP4への対応も検討されているようですので、期待したいですね。

 

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